日記

数年前からの知り合いに「人相が変わった。前はもっときらきらしてた」と言われた。あまり自分じゃわからない、体重はあまり変わらないし化粧も変えていないし。ただもちろん心あたりはある。去年は毎日なにをしていても楽しかった。新しい生活、これからきっと世界が広がるであろうことが楽しみでならなかった。

いざ年が変わると散々なことだらけだった。依存していた恋人とは別れて、学校のコース選抜には落ちた。彼がいればどんな就職先でもがんばれる、理想の職業に向かえれば失恋の悲しみだって消えるはず。どちらも思った通りにはならなかった。

数カ月前は人生で一番へこんでいた時期だと思う。本当に思い出したくもない。いま以上にアルコール漬けで、塾のバイト先に酔って行っていたし、やけくそになって始めたキャバのバイト終わりに、鞄の中に入っていたウイスキー瓶を更衣室で一気飲みしたことまであった。

 

酒癖もひどくなった。前は数カ月に一度、大きめの飲み会で酔っ払うくらいだったのが、最近はサシ飲みでもたまに記憶を飛ばす。親戚のBBQで暴れたらしい。本当に、いい加減に死にたい。破滅願望みたいなものがずっとある。誰かになんらかの形で救ってもらうことを望んでいる。冬にある職業訓練学校みたいなものの入試も、勉強せずに受からないかと思ってる。

生きている気がしない。いま自分が生活している、バイトに行くとか誰かと会うとかは人生が報われるまでの耐える期間で、その期間が終われば楽になるのではと根拠もないのに思っている。向き合わなきゃいけないことに目をそらすために酒やタバコに頼るし、そのせいでお金が飛んで余計な不安が増える。毎日こつこつ勉強するであるとか、少しずつ人と会う、ゆっくり会話するみたいなことが到底できない。酒飲んだ時の、手っ取り早い「たのし~幸せ~」が欲しい。いい加減地に足をつけて生きなきゃとはわかってるんだけど。

 

数日前、横浜に住む友達に会いに行った。彼女に恋人ができたみたいで、はじめてできたからといろいろ聞かれた。こういうときどうすればいいの、これって嬉しいのって。去年、すごく好きな人と付き合っていた時のことを思い出して、居酒屋で泣いてしまった。(マジでごめん)

円満な別れ方をしなかった。自分の最悪なところ、モラハラ基質を嫌というほど知る別れ方だったから、もっとこうできたかもしれなかったのになんで気が付かなかったんだ、って後悔でいっぱいだった。別れ話の直後こそ、こういう人間関係の築き方はやめようと思えたけれど、酔って人に迷惑をかけたりしている時点で本質は全く変わっていないんだと思う。私が好きになれた自分を愛してくれる人が好きだし、それ以外の人に対しての尊重の仕方なんてわからない。だから友達も少ないんだと思う。

 

いままでの中で一番好きだった人が、もう一生関わらない人になって相手がなにをしてるのかもわからないのが辛い、という話をした。(友達は優しいから「○○は全部打ち明けていないじゃって心配してた。全部言えて泣けたならよかった」って言ってくれた。)髪を染めるとか、今までの自分が手を出さなかったことをするとか、あの人が知らなかった私を増やそうとしているのかな、と思う時もある。でもこの思考も結局逃れられていないし、なにより他責的だ。こんな生活、望んでしてるのは自分じゃん。

 

病院に行かなきゃとも思うけど、歯医者すらぎりぎりの今、予約とって自分の話してって耐えられる気がしない、金銭的な面でも。(そういえば親不知抜くことになった。怖すぎてドタキャンしそう頑張れない。)

好きなことをする体力は残っていても、治療の分はない気がする。甘えか? 自分がこうなってから、精神科とか心療内科に通える人は本当に頑張っているんだろうなって思えた。服薬を守ることは筋トレを続けるよりもつらいって授業かなんかで聞いた。

 

ただ、唯一今日がんばれたなって思うのは、塾のバイト先に復帰できたこと。元彼とのいろいろが詰まりすぎていて、どうしても思い出してしまうからと敬遠していた。なにより最悪な迷惑をかけて飛びかけていたし(籍は置いてもらっていた)。

復帰になったきっかけは、友達と飲んでいる時に塾のバ先の人がたまたまそのお店に来て、その場に優しい社員さんを呼んだことだった。その社員さんは私が迷惑かけているとき、誰よりも怒っていいのにずっと優しく声をかけて心配してくれていた人だった。「戻ってきてね」って言ってくれたから、お言葉に甘えて戻ることにした。

当時は、申し訳ないやら自分との差を感じてしんどくなってしまうやらで、優しくされるの嬉しいしありがたいのに辛いほどだった。でも後になって、この人と会えてよかったって思えるくらい感謝できるなんて、少し前は思ってもみなかった。こういう、人の優れているところを見る度に自分と比べて距離を置きたくなるの本当にやめたい。

 

塾はやっぱりみんな優しい。かなり人が入れ替わっているから、噂では知っているかもしれないけど私のことを知っている人も少ない。向いているかはわからないけど。ラーメン屋のバイトみたいに怒鳴られないし、みんなほわっとしていて居心地がいい。

 

塾といえば、私は本当に人に興味がないんだなと思うときがある。割とみんな5分くらいは授業延長したり、生徒と立ち話したりするのに私はすぐに帰しちゃうとき。もちろん授業中には話題振ったり、出口まで見送りながらなにかしら話したりするけれど、なんかほかの人みたいな気力がわかない。人としてどうなのって思う正直。

 

高校生のときはよくわかっていなかったけど、「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」ってまさに自分のことだと思う。結局自分が一番かわいい。自分を幸せにしてもらうことが一番だ。すごく好きだった本に「してもらいたいことばかりだ。人にしてあげたいことなんて一つも思い付かないくせに」って文があった。これも私じゃん。承認欲求とか自己顕示欲の塊すぎる醜い。変わりたいとか前に進みたいとか、最悪な自分も受け入れたいとかじゃなくって本当に全てやり直したい。死ぬ気もないが。

 

うぇ~、鬱を吐き出してもなににもならん。人生80年長すぎる。

自分の思い通りにならないから人のこと嫌いな癖して一人で生きられるほど充実した趣味を持っているわけでもない。なにもかも最悪、犬に生まれ変わりたい。